気がつけば、もう年末。
ゆっくり過ごしたい方も、
読書で非日常に浸りたい方も、
忙しい毎日にちょっと疲れている方も。
そんな “いま” の気分にぴったり寄り添える本を、
年末年始に読みたい「3選+1」 としてまとめました。
2025年の終わりに、やさしい読書時間を。
そして 2026年のはじまりに、心に残る一冊を。

① 年末年始にぴったりの物語
『チーム』堂場瞬一(集英社文庫)
母校の代表として箱根駅伝に出られなかった大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれた、“敗れた強者”たちの混成チーム「学連選抜」。
東京〜箱根間往復217.9kmの過酷な駅伝で、襷をつなぐ意味と、それぞれが抱える想いを胸に、激走と葛藤を繰り返します。
究極のチームスポーツと呼ばれる駅伝の中で、彼らは何のために走るのか──。読後には選手たちへの温かいエールを感じ、きっとお正月の箱根駅伝が何倍も楽しくなるはずです。
⇓あわせて、シリーズ最新巻となる『チーム4』が2025年11月13日に発売されていますので、続けて読み進めたい方にも嬉しいタイミングです。
② 心温まる癒やしの物語
『マカン・マラン 十三時の夜食カフェ』古内一絵(マカン・マラン シリーズ1)
元エリートサラリーマンで、今はドラァグクイーンとして夜だけお店を開くシャール。彼女が営む夜食カフェ「マカン・マラン」では、訪れる人々の悩みや疲れに寄り添う優しい料理が振舞われます。
キャリアに迷う40代女性には「春のキャセロール」、料理を食べない中学生には「金のお米パン」、世界に自信が持てないライターには「世界で一番女王なサラダ」、そしてシャール自身のためには「大晦日のアドベントスープ」と、心と身体をあたためてくれる四つの物語が描かれています。
街の片隅にひっそり佇む夜食カフェを舞台に、人々の小さな悩みと温かな交流を描いた物語で、疲れた心にふっと火を灯してくれる優しい読後感が魅力です。
年末年始にゆっくりシリーズ読みをして、心をほぐすひとときを過ごすのがおすすめです。
⇓そして嬉しいことに、10月21日に単行本新刊『女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ』が発売され、シリーズ一作目の『マカン・マラン 十三時の夜食カフェ』も11月に文庫版が発売されました!
③ 脳を刺激するミステリー
『十角館の殺人』綾辻行人(館シリーズ1)
孤島に建つ奇妙な十角形の館──。大学ミステリ研究会の7人が訪れます。
その館を設計した天才建築家・中村青司は、半年前、謎の“焼死”を遂げていました。
やがて、メンバーの一人が殺害され、次々に連続殺人が展開。孤立した島で、彼らは互いを疑いながら真相に迫っていきます。
“新本格ミステリ” の金字塔。館シリーズはそれぞれの館で異なる趣向の謎が繰り広げられ、読み進めるほどに沼が深まる作品群です。読みやすさも面白さも折り紙つきの定番ミステリーシリーズ。
ちなみに私は、
・シリーズ3作目『迷路館の殺人』
・シリーズ7作目『暗黒館の殺人』
この2作がお気に入りです。ぜひ沼へ……。
④ 時間がない人も楽しめる“聴く読書”
忙しい年末年始、読む時間がない人におすすめ
──“聴く読書” で楽しむAudible
年末年始は大掃除・帰省・お出かけ……と、まとまった読書時間が取りにくい方も多いもの。
そんな時に頼れるのが Audible(オーディブル)!聞くだけで物語の世界に連れていってくれます。
ミヒャエル・エンデ『モモ』 / ナレーター:高山みなみ
誰もが知る名作児童文学を、高山みなみさんの澄んだ声で味わえる贅沢。大掃除しながらでも、移動中でも、心をそっと整えてくれる作品です。
※Audible作品は配信状況が変更される場合があります。ご利用の際は最新情報をご確認ください。
まとめ
年末年始は、少し立ち止まって好きな世界にひたれる特別な時間。
スポーツで胸が熱くなるもよし、心温まる物語に癒やされるもよし、ミステリーで脳をフル稼働させるのもよし。
そして時間がないときは、聴く読書で気軽に世界を広げるのも素敵です。
あなたの2025年の締めくくりが、そして2026年の始まりが、
良い本との出会いでより豊かになりますように。
ぜひこの機会に、あなたにぴったりの一冊を見つけてみてください。